離隔がほとんどなく、密着した状態の家屋が多く見受けられた。これらの家屋の前の道路は、若干右側が高くなっており、わずかに傾斜している
上の写真の一番右と真ん中の建物の境界付近で、家屋前の水路(暗渠)のカバーコンクリートが大きく開いていた
最初の写真の一番左と真ん中の家屋の屋根付近。この写真の右側の建物が傾斜して、左側の建物に寄りかかっている。1) 傾斜の上流(写真右側)から下流(写真左側)に側方流動して,右側家屋が傾斜した、2) より重量のある左側家屋が、右側家屋よりも大きく沈下して、右側家屋を巻き込むようにして傾いた、のどちらかと考えられる。右側家屋が傾斜した際に、家屋の基礎コンクリートと一体化していた暗渠のカバーコンクリートが持ち上がり、大きく開いた(上の写真)ものと推定される
他にも、建物が傾斜して、隣接する建物に寄りかかるようになっている被害が見受けられた。こちらは、両棟共に傾斜している
写真右側部分が大きく沈下して、歪んでしまっている。右隣の建物の自重が大きく、大きな沈下が発生したため、巻き込まれるように建物右側が沈下したことが原因と考えられる
右側の沈下量が大きく、傾斜してしまっている建物。部分3階で、自重が偏心していたためと考えらえれる。また、右側の建物も、隣の建物の沈下に巻き込まれて左側の沈下量が大きくなり、顕著に傾斜している