• 日にち:2024年2月12日(月)
  • 時間 :9時30分
  • 部署 :加賀市役所 危機対策課
  • 参加者:谷口課長様, 森杉様, 坂野様
  • ヒアリング事項
    1. 加賀市役所建物の被害

      加賀市役所本体の被災状況について確認

      • 建物:昭和25年頃竣工+平成20年耐震補強(外付けフレーム)
        • 耐震補強の際の杭は30m程度打ち込んでいる
        • もともと地盤は良くない地域
      • 構造被害:特になし
      • 外装被害:旧館西側外壁の落下+旧館東側外壁の浮き
      • 室内被害:棚は倒れていない。積んであった書類が落ちた程度

      市役所の別館(平成元年築)

      • ロッカーが倒れる等の室内被害あり
    2. 加賀市内の被害

      加賀市役所に報告があり、調査に行き被害の大きかった地域をヒアリング

      • 片山地区:湖城団地

        • 造成工事を行っているため、被害が大きい。盛土部が崩落したと想定される
        • 特に地盤での被害が大きい
        • 住宅の被害はほとんどが屋根の被害(棟石の落下)
      • 柴山潟周辺

        1. 中谷宇吉郎雪の科学館

          液状化と地盤沈下の被害がひどい

        2. 柴山潟湖畔公園

          アスファルトや液状化・噴砂が見られた

      • 大聖寺駅 北西側(加賀市のプレスリリース参照。Google Street Viewを見ると、このプレスリリースの箇所が崩落個所と推定される。大聖寺駅からは北西側で、駅からかなり離れた地点)

        道路・地盤の包絡

        昔ため池であったところの地盤が崩落した

        ※石川県の被害報告では,加賀市:貯水池崩壊(1件)とされている。写真を見る限り,溜められている水が漏れていないため、「ため池道路の崩落(河又メモにはそのように記載されている)」が妥当か?

      • abio city 加賀

        最も被害の大きい施設

        加賀美術館とabio cityとの連絡通路部分が落下

      • 大谷美術館

        天井の落下

      • 天井の耐震措置

        • 学校の体育館
          • 防火・耐火の規定で天井をつける必要がある
          • その部分は直貼り対策をし、落下の報告なし
        • 加賀市スポーツセンター
          • 耐震対策なし
          • システム天井が落下
    3. 加賀市内の避難所の開設状況

      地区会館を中心に避難所開設

      • 避難所開設までの流れ 災害発生後に、一度市の職員が市役所内に集まり情報を共有した上で避難所の開放・開錠に向かう

      • 問題点

        どうしても一度市役所に集まるため、被災直後に避難してきた住民の方よりも市の職員が避難所となる建物を開錠するのにラグがある

        避難所開設の際の建物の損傷確認は軽く確認する程度で、どの程度損傷しているのかはわからない状況で判断している

        →特に学校や体育館は、一般的な耐震改修のランクよりも耐震ランクを上げているため、よっぽど壊れないと考えている(耐震ランクはIS値を指標としている)

      • 取り組み

        遠隔操作や地震の揺れにより施錠が解除される仕組みの開発??

    4. その他

      市役所内に震度が表示されるモニター

      ある震度を超えた際に、データとして出力される

      K-NET加賀のデータを地震を観測した際に出力