K-NET羽咋
羽咋市役所敷地内の北西側に立地
- 外観調査
- K-NET羽咋の設置場所周辺の地盤は地盤沈下が発生しており、設置基礎が0.9度ほど傾いていた。北側近傍に擁壁があり、擁壁が前面側にはらみ出した可能性がある
- 容器については傾きが確認された(もともとの可能性あり)
- K-NETの隣の放射線を測定する装置は大きく傾斜している。放射線を測定する装置を修復する際、K-NET地震計近傍の地盤を掘削する必要がある。その際に、K-NET地震計にも影響が及ぶ可能性が懸念される
羽咋市役所
石川県羽咋市旭町ア200。JR羽咋駅から南西550mに位置している
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外観調査
- 構造被害：
- 特になし。周辺地盤が沈下したため、段差が発生した程度
- 外装被害：
- 外壁のタイルにクラック及び剥離
- 室内被害：
- 室内の開口部上の石膏ボードにクラック。家具の転倒はなかった
- 構造被害：
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写真
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ヒアリング
羽咋市大川町
羽咋川北側に位置する町で、羽咋川沿いの低地に多くの住宅が建ち並んでいる
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地盤情報（一財）国土地盤情報センター、https://ngic.or.jp/
- 大川町内では、比較的標高の高い地点のボーリングデータしかなく、被害の大きかった川沿いの低地の詳細は不明
- 羽咋川および子浦川（羽咋川支流）を挟んで南側に位置する羽咋駅周辺の柱状図では，地表面からG.L.-12mまでN値10以下の細砂層が続く
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外観調査
- 木造住宅：
- 地盤が沈下して、建物が傾斜している事例が多く見られた
- 家屋事態の被害は軽微だが、隣接する電柱の傾斜が大きい、ブロック塀の転倒・ひび割れが顕著等の理由で、危険判定されている家屋も見受けられる
- 社寺建築：
- 大川町の南東側に位置する金毘羅神社では、神社名を記した石碑や灯篭が転倒していた
- 社殿の周囲に液状化によるものと思われる亀裂が見受けられた
- ライフライン：
- 上下水道の被害が大きかったとのこと。地域全体の液状化により、埋設配管が大きく損傷したことが原因と考えられる。急遽、地上に仮設下水排管を設置し、下水排水を実施していた
- 一部側溝に砂が流入していたり、側溝自体が潰れていたりした。低地の街であるため、雨水排水能の低下による都市洪水が懸念される
- 地盤：
- 至る所で、噴砂の跡が見受けられた
- 過去の調査で、ひび割れ位置が、赤ラッカーでマークされていたが、本調査時では、マークされていないところまでひび割れが続いていた。余震によりひび割れが進展した もしくは 今現在でもゆっくりと地盤が流動・沈下しており、ひび割れが進展している可能性あり
- 木造住宅：
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写真
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地域の方とのインタビュー（高齢女性2名）
- 自宅の被災について
- 自宅の建物が地盤の沈下により歪み、扉等が開かない。自分で直そうにも直すことが出来ず何もできない
- 情報もなく、被災地調査に来る人は良く見かけるが、建物を直したりする方はいない
- 大川町の歴史について
- その女性が大川町に住み始めた当初は、誰も住んでおらず、周りは田んぼだらけであった
- 町の開発が進むにつれ、徐々に人が増え建物がたくさん建ってきたが、今回の地震で被害のない家の方がなくほとんどの人が出て行ってしまっている
- 自宅の被災について
